2015年2月7日土曜日

20150206の徳島の地震と20110311の東日本大震災をツイートで比較してみる

昨日(2015/02/26)、徳島で震度5の地震がありました。幸い大きな被害は確認されていないようです。

昨日の地震を、Twitter上のツイートで見てみます。
いつものように、TwitterStreamingAPIのデータでの、単語の出現数を使います。

地震発生直後に、「地震」「揺れ」がバースト(急激に立ち上がり)し、その後「徳島」「震度」が増加しています。
前者はユーザの体感によるツイートが主体となっていて、後者は各種報道や情報サービスによるものが中心だとみられます。

その後は、若干のロングテール気味ですが、ツイートはすぐに落ち着いてきています。
2015/02/06 徳島の地震


さて、それでは、2011/03/11の東日本大震災の発生時のツイートの様子を見てみましょう。
「地震」「揺れ」がバーストし、それが長期にわたっています。

まず、量が違います。縦軸の目盛りを比較してみてください。
そして、前述の通り、長期にわたってつぶやかれています。ちなみに発生から2時間後(17:00頃)の「地震」ツイート数は、上記の徳島のピーク時のツイート数よりも多くなっています。
(なお、地震発生前のデータがないように見えますが、発生後に比べて極端に少ないので、表示されていないように見えるだけです)
2011/03/11 東日本大震災

大地震と比較することで、昨日の徳島の地震が大きなものでなかったことが、ツイートの様子からも見て取ることができました。
注意しなければならないのは、これはあくまでも、後の分析からわかることであって、事前に、あるいは、発生直後に分析して判定できるものではありません。